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中国の野望に待った!?南シナ海における仲裁裁判について [国際]

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南シナ海において自国権益拡大の既成事実を作ろうと試みる中国とフィリピンとの仲裁裁判において、仲裁裁判所は、フィリピンの主張を概ね受け入れ、南シナ海における中国の権利を否定する裁定を出しました。中国は、「判決は紙くず」などと外務次官が発言するなど、これに大いに反発しています。

国際法には、国内の裁判所のような執行機関が無いことから、仲裁裁定の結果を強制的に履行することはできません。もっとも、国際法上否定された権利を中国が行使すれば、中国が国際的な支持を失って孤立し、安全保障や経済上の悪影響も懸念されます。その意味では、今回の裁定は、中国の海洋支配拡大の速度を止めることはできなくても、遅らせる効果くらいは、あったと言えそうです。

国力の向上に伴い、中国は軍事力の行使を背景とした海洋進出を露骨に進めており、これが既存秩序への挑戦であるのは間違いありません。しかし、中国の執拗な姿勢を見る限り、海洋進出の方向転換そのものを期待するのは困難でしょう。一方で、各国の交渉と英知で作り上げてきた海洋秩序が軍事力による威嚇で転覆させられては、国際法の意義そのものが失われます。

中国が軍事的な冒険に出ないよう、フィリピンを支援するなど、問題となる海域の軍事力のバランスを保つことは、既存秩序を守りたいと願う関係各国の義務だと思います。加えて、中国が当該海域のプレーヤーであるという事実を受け止め、開かれたルール作りに中国を参加させる取り組みも、必要だと思います。

ルール破りは論外ですが、ルールだって永久不変ではありません。軍事力の誇示だけではない、他国も尊重したルール作りへの責任が、中国には求められているのではないでしょうか。

【参考記事】
http://www.mag2.com/p/news/211977


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